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懐かしいの坂下.探索.6.
前の5で大巻地区の画像で古いのが出てきましたので
明治末〜大正前期時代
中央線の坂下駅が明治41年で木曽方面は翌年の明治42年
に三殿駅(南木曽)まで開通しています
その当時に取られた写真です.画像の下の方に人が写っています
説明文によると親子連れと少し上の方に一人.郵便夫らしい
おそらく坂下で買い物した帰りですか荷物を肩に背負っています
写真を撮った場所は5の大巻は現在の上鐘団地の東側ですね
町営アパートは以前は水晶山と呼ばれていて.上鐘は栗畑でした
この辺りは子供達の遊び場でしたね・・夏休みが楽しみでした
昭和の37.38年位だったか・大巻に鉄骨の櫓が建って・
なにするのだろーと思いや.下呂温泉からの脈がありそうで
ここでボーリングしているのやと.温泉が出たら坂下も
また昔みたいに賑わしくなろぞーーなんて言ってました
38年.大巻のボーリング
残念ながら温泉になるまでに到りませんでした
ここは昔から馬車引きには難所の一箇所でした.
東町から下り直ぐに道幅が狭くなり曲がりくねっています
ガードレールなどは無い時代ですので直ぐ下は木曽川です
材木を沢山積んだ馬車が.ぬかる道にとられて.馬ごと落ちた
話を聞きました.ここを出ると少し道幅が広くなり視界が開けて
います.画像の人が写っている辺りです(現在は県道6号線)
以前は.中津川-南木曽.犬帰り線でした
現在は桜の木も植えられていて時期になると綺麗ですよ
後.数年経つと大巻地区も変わってきますね.昨年(H26年)に
おきた南木曽土砂水害で唯一の動脈国道19号とJR中央線が三殿地区で
絶たれてしまいました...また御嶽山の噴火でひどい事になってしまい
現在木曽川右岸道路南側として20年近く前から道路を
造っていました.最近では水害道路復旧工事として
急ピッチで工事を進めています.田立バイバスに繋がり
バイパスから旧国鉄線路跡を通り東町まで繋がる(予定路線)
賤母不動尊
大巻と言う地名ですが ここが木曽から流れてきて大きく曲がります
この曲がりで渦が出来てなんにも亡くなったそうです
木曽の山林は尾州の国.徳川公の御手山としていましたので
大切にせれていました.そこから切り出された木は 木曽川に
流されて.坂下の筏場で.筏を組んで遠くは伊勢の海まで運んだ
しかしこの大巻で事故が相次ぐ為.木曽の代官.山村氏に不動尊へ祈願
を命じて.賤母不動尊をたてました.今から300年位前の事です
望仙桜からすぐ近くの国道沿いです
今でも筏場の地名が新田地区にあります.弥栄橋が出来るまでは
船渡しや筏を組む場所として賑やかな場所でした
大正時代の筏場と渡船
土岐村長時代と言いますので明治44年に町制がしかれましたので
これ以前には渡船は坂下の管下でしたが何時しか山口村の管下におかれ
船も馬車ごと乗れる大きな船があり.人は二銭.自転車は五銭.馬車は十銭
で山口の人は無料だったそうです
坂下は昔から4川と言って木曽川.川上川.外川(そでかわ)谷川
があり大なり小なり水害が起きていますがお陰で干ばつ.などに
よる害はありませんでした.
川上川は源は夕森山からで麓は夕森.森林公園として多くの観光客で
賑わっています.綺麗な川で.夏場は最高の避暑地ですね
外川は高峰山からの分水ですね・・
上外.中外.下外と流れて木曽川に合流します
えん堤が造られていてその下が少し深くて魚が沢山いました
現在は乙姫橋を渡り.50.60m位行った所で分岐します.右へは
市街地で真ん中は.高峰楽器会社.坂下鉄工会社の前を通り
椛の湖.樺の木地区に
左へ行きますと少.下り坂になっています.下に橋(横吹2号橋)があり
ます.渡ると中津川市落合瀬戸地区(特産.瀬戸の竹の子)で
落合ダムから19号.苗木地区にも
行けます.先ほどの橋の下を流れているのが外川で川沿いに上に上って
行きます.昔とあまり変化がないので 懐かしく思えますよ
谷川ですが.水源は稲荷山.後ろ山からです.松源地地区.坂下高校下側を流れて
坂下神社の下側を流れて島平(保育園の下).乙坂地区を流れて
川上川に合流します.町の中を流れていますので所々で分水しています
昭和28年7月に土砂水害が起きました.
死者6名.家屋4棟(矢渕.時鐘地区)が流失被害に
あいました.その日.200mmを越す集中豪雨で谷川に集中.濁流となって
道路に流れ込み腰までつかる状態.島平.乙坂地区は子供を安全な
場所に避難したため犠牲者は一人も出なかったそうです.
島平公会堂に水神様が祭ってありますが
時の乙坂自治会長.小栗隆(小栗産業.曾南の前進で社長)が式をとって
造った物です
昭和28年の下島(乙坂の堤防)


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つづきは次回で お楽しみに